老犬ミニチュアダックスと虚弱な私の日々

我が家に7歳でやって来た愛犬は2021年3月に18歳でお空へ。2023年5月5日再びワンちゃんとの暮らしスタート!潰瘍性大腸炎虚弱体質な私の日々。

愛犬の最期の物語。


こんにちは。

なかなか報告ができないまま。

なんとなく日々が過ぎていました。


桜も咲き、青空がキレイな春がやってきました。

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我が家の愛犬ナチヲちゃん。

2021年3月18日(木)の朝、9時12分。

お空にいきました。

前回書いたように、誤嚥性からの肺炎と診断を受け。
頑張っていましたが。

お空に、行っちゃいました。


ナチヲちゃんは、嚥下機能が低下していたようです。
嚥下機能の低下の原因は、正直わかりません。
1月末の入院中に起こした発作。
これはおそらく脳梗塞との事で、その起こした場所が嚥下機能やらに関わる場所なら、その後遺症によるものか。
はたまた、たんに高齢による衰えか。

それはわかりません。

誤嚥性肺炎の場合、肺炎は治っても。
嚥下機能が治る事は人間でも難しい事で。
誤嚥性肺炎は繰り返されるようです。
今回、ナチヲちゃんは肺炎というより、その嚥下機能低下による誤嚥の方が原因で亡くなりました。


亡くなる前の日に書いたブログ(17日)で、お昼は少し食べたとか、お散歩も行けたとか書いてました。

本当に呼吸も普通で。
少し元気になったかと思っていました。

明日もあると思っていました。
また明日、カートでお散歩できると思っていました。
日曜日は雨降りだと、散歩はどうしようかと、そんな心配までしていました。

肺炎と診断されてから、一番調子が良かったその17日(水)の夜から呼吸が荒くなりました。

夫と私は一晩中ナチヲを見守りました。

自宅にレンタルした酸素室でナチヲちゃんは頑張っていました。
呼吸は荒かったですが、見た感じ苦しそうとかはなく。
酸素室でヘソ天までして寝たり。
時折起きたりするので、酸素室からゆっくり出して、夫の膝の上に乗って満足気な顔をしたり。

しかし呼吸の荒さは、落ち着く事はなく。
夜間診療もある病院でお世話になってますから、夜間に病院に行く事も考えました。

明け方4時。

行くなら病院行く?時間も時間やし、、どうしようか?
そんな話を、私は夫にしました。

するとナチヲちゃんが、割と楽そうな感じて寝だしました。スヤスヤ的な。
あれ?少し落ちついたかな?
しばらく見ていましたが、スヤスヤ寝ていました。

そして我々も、少し安心して寝ました。



朝、6時30起床。
私はとにかく。
病院に行かねばならない気になりました。
夫とは、私がパートから帰宅したらナチヲを病院へ連れて行く話をしていましたが。

私はとにかく今、、、今すぐに行かないといけない気になりました。
ナチヲはまだキョトンとした顔で、自分で起き上がり酸素室から出たりもできていましたが。

私はなぜか、今行かないとダメな気がして。

とにかく病院へ行きました。
夫は、私に「よろしく頼む」と言い、仕事へ。

病院で「電話もなく突撃したが、様子がおかしい云々」そんな旨を受付に伝え、しばらく待合室に。

カバンに入ったナチヲ。
すると私の腕にナチヲのウンチがつきました。
ヤバイ!!
なんかヤバイ!死ぬ準備しだしたか?

もはや本能的にそう感じ、受付に走り、もうダメかもしれないと伝えたら、すぐに処置室に連れていってくれました。
1分したかしないうちに、私も呼ばれ。
救命を受けているナチヲがいました。

私が来たら、私の方を見ました。
目だけですが、こちらを見ました。
ポーンポーンと機械が反応しました。
また心臓が動き出したようで、先生もたくさん頑張ってくださいました。
でも私は、ナチヲちゃん、、行っちゃうんだねと。
わかりました。
だから「ナッちゃん無理せんでな!」と声に出しました。

よく頑張ったよ。

大したもんだよ。

先生も、器官吸引したから、喉に詰まっていたりしたものは取れたから楽なはずです。

そう言ってくださいました。

でも、大丈夫だよ、、無理せんで。

ナッちゃん、ナッちゃん、行くんだね。

わかったよ。

心臓が動かなくなったと先生は言いました。

私は、「わかりました、大丈夫です。」

その日が来たんだと、自分に言い聞かせました。



夜間に病院へ行けば助かったか?
15日、肺炎と診断された時に入院させていれば、今も存命だったか?

頭にその考えがよぎらなかったと言えば嘘になるかもしれません。

しかし、嚥下機能低下。
入院しても、この年齢だと病院で亡くなる可能性もあると言われた15日(月)。

私達は決めた事を、ナチヲと一緒に頑張りました。

生ききったナチヲの爽やかな姿を見届けた気になりました。

2月はじめに退院し、約1か月半の介護生活。
ナチヲは私に何をしたら良いかを教えてくれて、常に引っ張ってくれました。

忘れられないのは。
17日(水)、最後の散歩となった時のナチヲです。
2日ぶりの散歩も終盤、帰り道。
カートの中から、しきりに振り返り、私を見ているナチヲの姿…。
何度も何度も振り返り、頭を撫でても振り返り、私を見ていました。

どうしたのかな?と思いましたが。

「明日、いくね…」って、言っていたのかな。

ナチヲが歩く道を一緒に歩きました。
ナチヲが選んだ日に、ナチヲはお空に行きました。

楽しかったです。
7歳から家族になり11年、あっという間でしたが。
本当に楽しかったです。


優しく強い子。

私に会いに来てくれた。

本当にありがとう。

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2021年3月18日(木)。18歳と5日。
我が家の愛犬ナチヲ。本名ナッツは楽しい思い出たくさん持って、お空へいきました。

ありがとうございました。

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