老犬ミニチュアダックスと虚弱な私の日々

我が家に7歳でやって来た愛犬は2021年3月に18歳でお空へ。2023年5月5日再びワンちゃんとの暮らしスタート!潰瘍性大腸炎虚弱体質な私の日々。

前方後円墳、壺形説①@そもそもWhy壺!?


こんばんは!

今週も1週間が終わります。

私は月曜から木曜までがパートですから、とりあえず今週も今日で終了です。

お疲れ様です〜(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

帰宅してコーヒータイム。

久しぶりにコンビニのお菓子を買いましたが。

写真のお菓子、とっっても美味しかったです。

こんなに美味しい物とは思わずに、先に食べてしまいまして、写真は袋のみで申し訳ない。

セブンイレブンのお菓子です、コーヒーによく合うので、良かったら是非♪←(何者やねん)



さてさて。

パートから帰宅してコーヒー飲みながら。

歴史の本をパラパラ。

最近、古代史カテゴリーを作ったから。

前々回、調子に乗り古代史の記事を書きました。

葛城地域の室宮山古墳についてやら…。

そして前方後円墳は、何であんな形なのかな?的な事。

blog.uc-onakank.net


前方後円墳の形については。

壺形説がよく言われているかな?と思います。

いつか忘れましたが、NHKの番組でも「壺形説」が紹介されていましたし。

壺?

…と思われるかもですが。

そうなんです、真面目に壺形説は有力なんです。

壺……。

くるっ。

壺!!

\(^o^)/

古代日本に、神仙思想やそれを取り込んだ道教が入ってきて、時の権力者やそれを指示する集団が、その神仙思想の世界観を形にしたのかな云々。

神仙思想とは、山東省近辺の神山信仰を基盤として様々な民間信仰を取り入れたものと言われています。
神仙(仙人)の実在を信じて修行を積めば神仙になる事が可能で、神仙になれば永遠に生きる事が可能であるとか…。

有名な徐福伝説。

紀元前約3世紀頃、秦の始皇帝の時代に不老不死の霊薬を探し求めて(という名目)日本に来たと伝承されている、斉の方士・徐福などは神仙術を身に着けていたと言われています。

また、卑弥呼も鬼道をつかうと言われていますが、この鬼道も神仙思想を含んだ道教のようなモノかと想像されたりしているかなと思います。

で、、それはそうと。

何で壺?ですよね。

壺の中は神仙世界と考えられていたと思われ。

壺が魂の依代でやがて墓そのものが壺形につくられ、他界を創造しようとしたのかな?みたいな。

あるいは、海東の彼方に亀の背に乗った壺形の蓬莱山が浮かぶよ的な伝説があったりするとかからきたかな?

まあしかし。

何で壺がなん?と私は思っていました。

壺が神仙世界を……云々の発想も、だからそもそも何で壺なん?みたいな\(^o^)/

悶々としていましたが。



先月奈良に帰省した折。

私が古本を購入する際に、いつもお世話になっている奈良の本屋さん。

奈良の田原本、あの唐古・鍵遺跡の直ぐ近くにありますエイワ書店さんに実際に行きまして、、購入させていただきました(⁠^⁠∇⁠^⁠)⁠ノ⁠♪

その時に購入した「支石墓の謎」の本に、葬祭儀礼における土器供献祭祀について興味深い事が書いてました。

この本です。

この本は朝鮮半島の支石墓を調べているうちに前方後円墳天皇の事まで色々な考察に至りましたよという感じの本です。

支石墓とは、まあ墓なんですが。


(↑支石墓の謎より)

中国や朝鮮半島に多くある巨石墓です。

日本にも縄文時代末期から弥生時代にかけて北九州にありますが、日本の支石墓造成の習俗は長くは続かなかったらしい。

世界的には古く新石器人とかかな?ストーンヘンジとか、あんなんも巨石墓文化とか。

で、この本の、、壺と葬送儀礼について興味深い文がこちら。

↓↓↓

土壙石槨に埋めた遺骨のかたわらに水ガメをおく。〜中略〜 先史人たちは、〈霊魂が水ガメの水を媒体として流入、流出し、水ガメの口を通って天と地を往来する〉と仮想した。水ガメの水は霊のヨリシロとなる「聖なる水」であったのである。
水ガメを墓に埋める習俗は遠く、古い。紀元前3000年代、土器がつくられるようになるや否や、北欧や西欧の巨石墓下にそれがある。


……だそうです。

おそらく、、、神仙思想の壺の中は神仙世界だよ云々、海東のかなたに亀の背に乗った壺形の蓬莱山が云々。

それ以前に、人類にとっては命を繋ぐ「水」を貯める「水ガメ」「壺」はある種の信仰の対象として、あらためて説明するまでもない。

当時では誰もが知ってる?感覚的にわかる事で。

壺が、自分たちの日常を支えてくれる大切なモノであり大切なある種の信仰対象という共通認識があったんではないかと思いました。

以前、、私は天の平瓦について書きましたが。

土器自体が大切な供えものなんですね。

ただの煎餅みたいな皿(平瓦)を焼いて供えて祭祀をするんですよ。

それってのはしかし。

土、しかもただの土じゃなく、土器になる土。

土、水、火、風、自然の力をかりて完成する土器に、依代としての役割を持たせたのも納得したとか書いたんですが。

土器、水ガメ、壺が同じような認識で。

それもまた神仙思想に取り入れられても不思議じゃないですね。

つまり、神仙思想に壺が大切である以前の時代から、古い古い昔から。

人にとっての土器=水瓶=壺が大切なモノであったという下地があったんでしょうね。



いやあ。納得。

前方後円墳が壺形説はもとより。

何で壺が大切なんか?の方に納得した!

埴輪の起源?の特殊器台もおそらくは壺を乗せるモノであったと思います。

ちなみに上図は私が描きましたwww。

そう考えたら。

前方後円墳は壺形説に大いに納得しますが。

ならばその他の古墳やいかに?

う〜ん。

ここは、前方後円墳は壺であるが他はまた違うと思わないとですね……。

とにかく、長くなってしまいましたし。

勝手にスッキリ案件長々失礼しました!

今日はここまでにします!

ではではまた└⁠(⁠ ⁠^⁠ω⁠^⁠)⁠」

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